2009年12月3日木曜日

SketchUp 7.1 日本語版リリースは?

先日(11/25)、渋谷セルリアンタワーのGoogleで行われた GoogleSketchUp実践活用セミナーにいってきました。

第一部:GoogleSketchUp7の紹介, 各種CADとの連携, SU-Podiumの紹介
第二部:B-Walkerの紹介と新バージョンの発表
第三部:GoogleBuildingMakerの紹介, SketchUpとの連携

そんななか、現状、出たばかりの日本語版のSketchUp7.0ですが、どうやら7.1の日本語版も、12月初旬には出てくるのではないかとの事。ちょうど、本日(12/03)も Google SketchUp Day があるので、さらなる情報収集をしてこようと思います。


2009年10月27日火曜日

SketchUp 7.1 日本語版?

いよいよ月末ですが、SketchUp 7.1 日本語版のリリースは、はたして???



結局今回リリースされた日本語版は7.0だったため、最新の英語版7.1を使うためには、Mac版の場合、現状やはりStyleBrowserのBUGフィックスをするしかない状況の様です。 7.1日本語版はいつごろのリリースになるのでしょうか???
(09/11/17 修正/加筆)

2009年10月19日月曜日

SketchUpで施工図チェック[03]

躯体がある程度建ち上がってくると、現場の工程では製作期間をふまえサッシ図の承認が必要になってきます。通常、実施設計図と現場の施工図をもとに、サッシメーカーが製作図をつくり、その図面を、躯体との収まりや意匠、寸法などを図上でチェックし承認してゆきます。
将来的には 3D Warehouse あるいは各メーカーのHPなどから、製品のインテリジェントな Dynamic Compnent をDownload できるようになってほしいものですが、今回は、サッシもチェックを兼ねて自前でモデリングしました。



サッシの断面を正確に入力していてはデータが重くなりすぎるので、今回は、主に外観/内観から見える部分をある程度簡略化して、それなりに忠実にモデリングしてみました。断面が同じで W(幅)/H(高さ)寸法の違いのみの場合、簡単に変形できる SketchUp の編集能力のおかげで、モデリングには思っていたより時間はかかりませんでした。
FIX窓/FIX+開き窓/滑り出し窓/開き戸・・・など、代表的なパターンをモデリングした後、製作図をチェックしながら W/H 寸法を調整しました。



この段階で、現場で取り付けるより先に、モデリングした躯体とのとりあいも正確に確認することが出来ました。下図ではさらに、外壁の一部に取り付ける金属パネルとの取り合いを確認しています。




さらには、バルコニーの手すりなどのパーツをモデリングし、ここまでのデータをレンダリングすると、この段階で外観イメージを確認する事ができました。





Rendering は Maxwell Render を使用。SketchUp用Pluginがあり、パネル部のテクスチャは指定しておらず、RC躯体テクスチャはSketchUp で指定したまま、ガラス部のテクスチャのみ、Maxwell側で指定。レンダリング時間はそれぞれ60分程度。

2009年10月15日木曜日

Street View VS SketchUp Model

2009年10月8日のGoogleBlogで、日本のStreetViewのエリア拡大の情報がアナウンスされていました。昔設計に関わっていた札幌のモエレ沼公園をStreetViewで確認出来る様になり、遊具のModelingを再開してみました。当時の設計資料はすべて2Dのため、StreetViewで確認出来る事は、かなり役立ちます。


・StreetViewでここまで拡大して確認可能に!(さらにもう1段階可能)


・SketchUpでモデリング、配置方向や配色など、すぐに確認できました


SketchUpとGoogleEarth, GoogleMap, GoogleStreetView, そしてさらにはつい先日発表された、GoogleBuildingMakerと、ますます面白い事になりそうです。


2009年10月14日水曜日

Mac版 GoogleSketchUp 7.1(FREE/PRO) StyleBrowser バグフィックス方法!

※以下は最新リリースでは解消されています。

現時点で SketchUp7.1(FREE/PRO) の英語版を、SnowLeopardの日本語環境で使用すると StyleBrowser の表示がおかしくなってしまい、スタイルの設定/変更等が出来ないというバグがありますが、これを修正する方法が、以前この件について問いかけをしていたフォーラムで提示されました。

SketchUcation Community Forum

上記フォーラムの記述をたどると、QA teamのSketchUp Guide Tommyの記述に、バグフィックスのためのシェルスクリプトと、その使用方法が詳しく記述されています。(スクリプトのダウンロードをするためには SketchUcation Forum への無料のユーザー登録が必要です。)

結局のところ原因は 英語版のSketchUp7.1のアプリケーションパッケージ内部に保存されている、"Styles.strings" というテキストファイルの文字コードが、asciiコードであり、これを、日本語環境では、UTF-16 として読み込んでしまっていたため、正しく表示されないということでした。

上記シェルスクリプトは、この "Styles.strings" の文字コードを ascii からUTF-16 に変換して入れ替えるというものです。


SnowLeopardユーザで、日本語版SketchUp7.1が出るまで待ちきれない方はお試しを・・・(ただし、自己責任にてお願いします。)


※一応、ここにも、シェルスクリプトをコピーペーストしておきます。使用にあたっては、上記フォーラムの記述をよく読んでくださいね。


#!/bin/sh

# Rename the Styles.strings file
sudo mv "/Applications/Google SketchUp 7/SketchUp.app/Contents/Resources/English.lproj/Styles.strings" "/Applications/Google SketchUp 7/SketchUp.app/Contents/Resources/English.lproj/Styles.strings.ascii"

# Generate UTF-16 version of Styles.strings
sudo iconv -f ascii -t utf-16 "/Applications/Google SketchUp 7/SketchUp.app/Contents/Resources/English.lproj/Styles.strings.ascii" > "/Applications/Google SketchUp 7/SketchUp.app/Contents/Resources/English.lproj/Styles.strings"

# Cleanup
sudo rm -rf "/Applications/Google SketchUp 7/SketchUp.app/Contents/Resources/English.lproj/Styles.strings.ascii"


2009年10月11日日曜日

SketchUp + 数値地図

SketcUpに限らず、最近、数値地図のCADデータ化でお世話になっている、「品川地蔵の地図とマックと」の「マックのプログラム実験室」に10/09「基盤地図25000ビューア0.9β1」が公開されました。



前回、江の島のモデリングでは、「基盤地図ビューア」を利用しましたが、扱うデータは「縮尺レベリ2500」のもので、25000レベルのものは対象外でした。2500レベルのデータには標高データがあるのですが、これは、このままでは等高線とはなっていないため、同じく公開されている、「SimpleDEMViewer」で等高線表示をしていました。
「SimpleDEMViewer」の出力する等高線はベクトルデータではなく、あくまでも画像データだったため、マニュアルで等高線をトレースしていたわけです。

今回実験室に公開された「基盤地図25000ビューア」は現時点でまだベータ版ですが、「基盤地図ビューア」をある意味補完するもので、扱うデータが「縮尺レベル25000」となっています。もちろん、縮尺レベルが25000であるため、2500とくらべるとデータの密度 (?) の差はありますが、数値地図を利用出来る範囲が広
がるメリットは計り知れません。

国土地理院のHPからダウンロードできる「縮尺25000レベル」の数値地図情報には等高線のデータも入っているので、今度はトレースせ
ずに、ある程度の等高線データをベクトルデータ化する事が可能になり
ました。





△「基盤地図ビューア25000」の表示選択画面欲しいデータだけを選択してPDF出力する事が可能です。

※「基盤地図ビューア」についても、少し前の10/05アップデート版(Ver.1.1.0) が公開されています。


SketchUpで施工図チェック[02]


現場の進行状況に合わせて、躯体の施工図を順次チェックしながらモデリングしてゆくと、SkechUp 上にバーチャルな現場が、ある程度再現出来てきます。


今回は、RCの型枠の割り付け/セパレートの位置までは、モデリングに反映出来ていませんが、各階毎の水平目地や、ひび割れ防止のために必要な垂直目地はその位置の検討をしながらモデリングに反映しています。


サッシ回りの躯体の欠き込みなども、ある意味、現場の施工精度よりも正確な寸法でモデリングしています。


SketchUpの、このハンドリングの容易さは、今後(あるいはすでに)施工者との、3Dデータの共有による工事監理を、より身近なものにしてゆくのではないでしょうか・・・


つづく・・・




2009年10月10日土曜日

SketchUp7.1 (FREE/PRO) SnowLeopard 日本語環境でのBUG

MacOSX10.6 (SnowLeopard) でSketchUP7.1 (FREE/PRO) の StyleBlowser の表示がおかしくなるのは、OSの言語環境が日本語(その他韓国語や中国語等)になっている場合のBUGであることがわかりました。
現時点でこの問題を回避するためには、システム環境設定でOSの言語環境を英語にする必要があります。

このバグフィックスは、多分そろそろ出てくる日本語版では解消されるとは思いますが・・・
それまで、英語版でこの問題を解消する方法がないものなのかどうかスタイルの納められているフォルダへのパスの設定かなにかを書き換えて、直らないものかどうか・・・??


2009年10月2日金曜日

Mac版 GoogleSketchUp 7.1 クリーンインストールの件

7.1 (FREE/PRO)のクリーンインストールについて、

SketchUcation Community Forum

で、問いかけたところ、Mac 版のインストーラを作成した開発者自身
から直接アドバイスが届きました。
どうやら、完全なクリーンインストールとはなっていなかった様で、先に書いていたファイルの他に、インストーラのレシピも削除しておかなければならないとの事です。(詳しくは上記フォーラム参照)

ところが、このレシピのハンドリングについて、SnowLeopardに なっ
て変更があり、どうやら、さらに込み入った状況が重なってしまっている様子・・・


開発者自ら、クリーンインストールの手順を、実際に試してみて、そのための、SketchUpの手作業によるアンインストールの方法を、示していただけるとの事です。

ということで、本件についてはさらに検討中・・・

ところで、いよいよ10月には、SketchUp7.1の日本語版が、今度こそ出てきそうな気配です・・・


2009年9月30日水曜日

Mac版 GoogleSketchUp 7.1 クリーンインストールでバグ?


普段はPROバージョンを使っているのですが、FREEバージョンの状況を確認するために、いままでインストール済みだった SketchUp のPROバージョンの関係のファイルをバックアップを取った後にすべて削除して、最新版の 7.1(FREE)を始めからインストールしてみました。


削除したのは、いくつか分散している以下のファイル/フォルダです。

アプリケーション/Google SketchUp 7/SketchUp.app
アプリケーション/Google SketchUp 7/LayOut.app
アプリケーション/Google SketchUp 7/Style_Builder.app
ライブラリ/Application Support/Google SketchUp 7/SketchUp/
ライブラリ/Application Support/Google SketchUp 7/LayOut/
ライブラリ/Application Support/Google SketchUp 7/Style Builder/

ユーザ/[ユーザー名]/ライブラリ/Application Support/Google SketchUp 7/
ユーザ/[ユーザー名]/ライブラリ/Preferences/com.google.sketchuppro7.plist
ユーザ/[ユーザー名]/ライブラリ/Preferences/com.google.LayOut.plist
ユーザ/[ユーザー名]/ライブラリ/Preferences/com.google.style_builder.plist


要するに、はじめて、SketchUp 7.1 (FREE) をインストールした事を想定してみたのですが、インストールできたものの、一部の機能がうまく動作しません。気づいたところでは、[Window]メニューの[Style]を選んで表示されるウィンドウが、本来、[Style]と表示されたブラウザなのに、下の様に、[Generic Browser]となってしまい、しかも、スタイルのアイコンがなにも表示されず、プルダウンから別のフォルダを選んでも、やはり何も表示されません。(動作はしているようなのですが)



う〜む・・・ 何度か最初から試してみたのですが状況変わらず・・・
さらに、今度は、同じ様に、全て再度削除した後7.1プロバージョンをクリーンインストールしてみたのですが、上と同じ様に[Style]ブラウザの動作がおかしくなってしまいました・・・



クリーンインストールしたつもりが、まだ削除しきれていないファイルが何か残っていたのでしょうか?当方の個別の問題なのか?

(Mac OS 10.6.1, MacBookPro IntelCore2DUO 2.33GHz, 2GB RAM)

7.1 は単体ではなく7.0がインストールされていないとだめなのか?


 ただいま、原因究明中です。・・・


2009/10/11 追記:

原因はクリーンインストールできなかったからではなく、日本語環境で StyleBrowser が正常に表示されないというBUGがあるという事でした。

ちなみに、SketchUp のアンインストールの方法については、下記リンクに詳細が記述されています。

http://sketchup.google.com/support/bin/answer.py?hl=en&answer=36209



2009年9月25日金曜日

DWG/DXF import for GoogleSketchUp7.1 (Free Version)

先日バージョンアップした SketchUp 7.1 ですが、フリー版から消えてしまった、DWG/DXFファイルのインポート機能・・・


以前、The Official Google SketchUp Blog で、7.1の発表があった時に、経過措置として、今使っていて困ってしまう人のために、インポート機能を使える様にするアップデータを、期間限定で用意するとのアナウンスがありました。

さていったいどこにあるのだろうかと探してみたのですが、発表のあった、ブログの記事がアップデートされていて、そこに、密かにリンクがありました。

Coming soon in Google SketchUp...
Friday, August 28, 2009


ブロクの下の方に、

Update on 9/22: As promised, you can download an optional installer which will give Google SketchUp 7.1 (free) an importer for DWG/DXF. You can get that installer here.

とあって、最後の "here" からリンクしています。

いつまでダウンロードできる状態が続くのか?特に記述は見当たりませんでしたが、フリー版でDWG/DXFが読めなくなると困る人は忘れずにダウンロードを! 英語版だからといって、待っていると、もしかしたら日本語版が出る頃には、ダウンロード出来なくなっているかもしれません・・・

(※すでにSketchUp8がリリースされている2010/10/31現在、上記リンクからはダウンロードできなくなってしまっています。ただし、現時点で、コチラのDXF/DWGのインポートについての記述からダウンロード可能です。)



※追記事項
上記リンクはほとんどが現状はアクセスできなくなってしまった様です・・
当時上記リンクからアクセスできていたページにあった、リンクのメモが残っていたのでここに記述しておきます・・ 
google から trimble にリダイレクトして、いまだアクセス可能となっている様です・・

dl.google.com/sketchup/gsu7/PM-2-1-6905-JA.dmg (7.1MR2 MAC)
dl.google.com/sketchup/gsu7/AllowDWGImportInSketchUp7.dmg

dl.google.com/sketchup/gsu7/PW-2-1-6867-JA.exe (7.1MR2 WIN)
dl.google.com/sketchup/gsu7/AllowDWGImportInSketchUp7.msi



2009年9月23日水曜日

SketchUp 7.1 Release!!

SketchUp7.1 がリリースされました!

今回のリリースに合わせて、同時に各国語バージョンもリリースか??と予想していたのですが、現時点でまだ日本語版はありませんでした。


今回初めてインストールする場合は、いつものリンクから、download。すでに7をインストール済みの場合は、SketchUp7 を起動すると自動的にUpdateのアナウンスが表示されるはずです。表示されない場合は SketchUp メニューの Check Web for Update... を選択すると、ダイレクトにダウンロードページが表示されます。

今回のインストールでは、7を上書きして7.1がインストールされました。いままで使っていたプラグインなどの環境もそのままでなにもせずインストールしましたが、特に問題なく起動することができました。データも7と完全に互換性があり、直接読み込む事ができました。



新しい機能については下記↓を参照してください
What's New in Google SketchUp 7

新たな機能を試す前に、まずはパフォーマンスの向上がどの程度のものなのか? 以前作成した重たいデータを読み込んで試してみました。

いままでは、アングルを少し変えるたびに、レインボーサークルがくるくるまわり、数秒またされ、アングル決定後も、いったんリドローが終わるまで、しばらく待たなければならない様な重たい状態でした。ところが、7.1で試してみてびっくり! 体感できるほどにパフォーマンスがよくなりました。はじめは、そうはいっても多少はまたされるだろうと、アングルを変更してしばらく待っていたのですが、カーソルがレインボーサークルにならず、あれ、ハングしたのかな?と思ったらそうではなく、リドローを待つ事なく、リドロー中でも、さらにアングルを変更できる状況となっていたのです。

このことひとつだけでも、今回のリリースは、さらなる生産性UPにめちゃくちゃ貢献するものだと確認しました。

・・・ということで、新しい機能は、また次回・・・

091022追記: (新機能は SketchUp : : MAC に記述してゆきます^^;)


2009年9月8日火曜日

SketchUp + 数値地図

品川地蔵の地図とマックと」 で公開されているいくつかのツールを利用して、数値地図から、地形のモデリングをしてみました。
数値地図については、最近、国土地理院のHPでダウンロードできるものがあり、その内容も充実してきています。
まずは、数値地図情報を、基盤地図ビューアで読み込み、ベクトルデータ化するために、いったんPDF出力し、必要な範囲をイラストレータでDWG/DXF 出力します。

もうひとつ、利用するのが、SimpleDEMViewer で、数値地図の標高データから等高線を作成します。ただし、出力される等高線のデータはあくまでも画像データなのでこれをベクトル化するために、いくつか工夫が必要になります。現時点では、イラストレータによるアウトラインのトレース、同じく、ベクターワークスによるアウトラインのトレースなどがありますが、どちらも試してみたところ、トレースした結果が細かすぎたり、重複した複数のラインになってしまったりで、なかなか思うような SketchUp に取り込めるデータになりませんでした。


アウトライン化した等高線のデータを読み込み、間引いて精度を落とす様なスクリプトを作る事なども考えられますが、今回は結局のところ、この画像を下敷きにして手作業で等高線をベクトル化をしました。^^;
画像データでは2mピッチの等高線でしたが、マニュアル
トレースしたのは10mピッチの等高線です。↓

これを、SketchUp に読み込み、高さを与えて、SandBox ツールで3Dサーフェス化し、不要な部分を削除し調整します。マニュアルで入力した等高線のデータはかなりアバウトなものでしたが、モデリングの精度上は、これで充分だということが分かりました。↓


これに、基盤地図ビューアで用意した地形のアウトラインを取り込み、面を作成し、PushPull で厚みを与えて合成します。↓

さらに、道路、建物などのベクトルデータをレイヤ分けして読み込み、地形上にドレープツールで落とし込むと、こんなカンジになります。↓

数値地図データについては、CD-ROM で市販されているもの、HPから無償でダウンロードできるものなど、その違いや、縮尺、その内容、(道路/建物/標高/海岸線 etc.・・・)さらにはデータの形式など、なかなか分かりづらい状況ですが、確実にその利用範囲はパブリックな方向に向いてきている様です。

2009年8月31日月曜日

Next SketchUp

SketchUp7の日本語バージョンが、いよいよ出てきそうな気配です・・

先日の SketchUpdateで、次期 SketchUp のリリースについて発表がありました。SketchUp にはフリー版とプロ版がありますが、次期リリースでは、フリー版から、いままでサポートされていた DWG/DXF の読み込みが削除されてしまう様です。その代わりに、いままで、インポートできるのは KMZ 形式のデータだけでしたが、COLLADA のインポートがサポートされる様です。

この件については、フリーでいままで出来ていたことが削除されると言うだけで賛否両論、いろいろな意見があるとは思います。しかし今後、DWG/DXF の仕様が更新され、それをどこまでフリーのままでサポートできるのか?ということを考慮すると、パブリックなXMLベースのスキーマを定義し、ある特定のソフトウェアのバイナリーなデータ形式によらずに、複数のソフトウェアを強力なツールチェーンに組み込むことを可能にする COLLADA の採用は、とても意味のある事だと思います。
(実は、GoogleEarth の3D データ形式であるKMZ は、内部構造はこのCOLLADAと地球上のロケーション情報等をZIP圧縮したものだったりします。)

さてさて、これらの次期リリース(SketchUp7 R3?)に合わせて、いよいよ日本語版のリリースかな??

COLLADAについては↓下記参照
https://COLLADA.org
http://www.khronos.org/collada/


2009年7月21日火曜日

SketchUpで月面着陸!?

7/20から、GoogleEarth5.0 の月関係のコンテンツが充実しましたね・・・

昔作ったキャラクターをアポロ17号の着陸場所に転送してみました.(宇宙服も着せずに!)

これからは月面基地のデザインも、あたりまえになるのかもしれませんね・・・


2009年5月27日水曜日

SketchUpで施工図チェック[01]

昨年春に竣工したRC造の集合住宅ですが、施工者が作成する施工図のダブルチェックを兼ねて、いままでの方法とは別に、SketchUpで、実際の寸法と同じモデリングをしてみました。















施工図のチェック・・設計図書・仕様書どおりになっているか等々、チェックするわけですが、数値の確認の繰り返し作業です。単純な数値確認の作業が、SketchUp によってとても楽しい Modeling 作業になりました。














現場の進捗にあわせて、施工前に送られてくる図面を現場よりちょっとはやめに 3D で確認でき、平面的な記述では気づいていなかった部分なども、事前に確認することもできました。














つづく・・・

2009年5月24日日曜日

SketchUp効果

すでに多くの情報があふれている SketchUp ですが、いままで使ってきた課程で得られた SketchUp 導入による効果を、ブログに残しておこうと思い立ちました。

個人的な試行錯誤による部分もありますが、主に建築設計の実務の課程の中で、いかに利用してきたか?あるいは、今後の可能性について、少しでも、どこかで役に立てたらと、思っています。

近い将来(いや、すでに数年前から?)設計者が自ら使うデザイン思考ツールとして、さらなる効果が期待できると確信している次第です。