2月にリリースされた SketchUp Pro 2023 で LayOut による DXF/DWG ファイルの参照が可能となりました. SketchUp Studio に付属することとなった Revit データのインポート(但し WIN 版のみ) に比べると地味な内容ですが LayOut によるインフォメーション・モデル (I .M.) を参照したドキュメント作成にはかなり有効なアップデートです.
実践例として天空率の三斜計算結果の図面を DWGで取り込み, 計算結果はエクセルデータとして取り込み, LayOut でレイアウトしてみました.
修正があった場合でもドキュメント設定から更新できる様になったので再度レイアウトし直す手間が省けます. 更新が不要になった場合は参照データとの [リンク解除] しておけば LayOut ファイルはアーカイブファイル(実は ZIP ファイル)でもあるのでデータ管理も一元化可能です.
場合によっては取り込んだ DWG は縮尺変更などして分解すれば LayOut のエンティティとできるので使い分けも可能です. 今まで2次元 CAD で作りためていたリソース等はスクラップブック化することで「CAD ではない LayOut」でも, さまざまな図面・ドキュメント作成が可能です.