2009年10月19日月曜日

SketchUpで施工図チェック[03]

躯体がある程度建ち上がってくると、現場の工程では製作期間をふまえサッシ図の承認が必要になってきます。通常、実施設計図と現場の施工図をもとに、サッシメーカーが製作図をつくり、その図面を、躯体との収まりや意匠、寸法などを図上でチェックし承認してゆきます。
将来的には 3D Warehouse あるいは各メーカーのHPなどから、製品のインテリジェントな Dynamic Compnent をDownload できるようになってほしいものですが、今回は、サッシもチェックを兼ねて自前でモデリングしました。



サッシの断面を正確に入力していてはデータが重くなりすぎるので、今回は、主に外観/内観から見える部分をある程度簡略化して、それなりに忠実にモデリングしてみました。断面が同じで W(幅)/H(高さ)寸法の違いのみの場合、簡単に変形できる SketchUp の編集能力のおかげで、モデリングには思っていたより時間はかかりませんでした。
FIX窓/FIX+開き窓/滑り出し窓/開き戸・・・など、代表的なパターンをモデリングした後、製作図をチェックしながら W/H 寸法を調整しました。



この段階で、現場で取り付けるより先に、モデリングした躯体とのとりあいも正確に確認することが出来ました。下図ではさらに、外壁の一部に取り付ける金属パネルとの取り合いを確認しています。




さらには、バルコニーの手すりなどのパーツをモデリングし、ここまでのデータをレンダリングすると、この段階で外観イメージを確認する事ができました。





Rendering は Maxwell Render を使用。SketchUp用Pluginがあり、パネル部のテクスチャは指定しておらず、RC躯体テクスチャはSketchUp で指定したまま、ガラス部のテクスチャのみ、Maxwell側で指定。レンダリング時間はそれぞれ60分程度。

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