2012年1月8日日曜日

SketchUp でシミュレーション [01] SunTools

建築設計の上で有効な環境系シミュレーション
現状 SketchUp で利用可能な Plugin の紹介です・・

SunTools v.2.4
by Guedi Capeluto (c)2008-9

上記リンクで表示されるページで、メールアドレスを登録し、Agreement に同意すると、ダウンロードページと、圧縮ファイルを解凍するためのパスワードが送付されてきます。


ToolBar 左から・・
SunPATH : 太陽の軌跡のビジュアライズ
SunPOS : 日付と時刻を指定した太陽の位置のプロット
SunVIEW : 太陽の位置から見たアクソメ鳥瞰VIEWの生成
SunPENETRATION  : 指定した測定点からのVIEWで太陽の軌跡を観測
SkyVIEW : 天空図・天空率の表示


GoogleMapからジオロケーション情報を取込み、このToolを使うことで、計画建物を中心としたシミュレーションが可能になります。
オブジェクトとして生成される太陽の軌跡を、詳細モデルに重ね合わせると、たとえば、インテリアからみて、季節によって、太陽がどの方向に、何時から何時のあいだ見えるのか?
計画建物だけでなく、周辺環境もモデリングすれば、実環境での日差しの有無を確認可能です。

このツールで生成可能な天空図は、天球を指定したセグメント数(デフォルトは48)で分割し、その最小セグメント毎に測定点から空が見えるかどうかを判定しているものなので、建築基準法で天空率による緩和を受ける場合に求められる天空図とすることはできませんが、天空図とともに天空率も数値で示されるので、ある程度の目安としての利用はできそうです。

(SunTools Manualより抜粋)

SketchUpをモデラとした環境系シミュレーションはほかにもいろいろあるので、引き続き取り上げてゆきたいと思っています。