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2017年3月6日月曜日

SketchUp で OpenStreetMap [02]

2017年2月始めに PlaceMaker ( $249.00 > $199)がリリースされました。

リリース前に SketchUp のフォーラムで直接開発者から問い合わせを受取り、日本語訳の協力することとなり、ベータ版を試用しながら、日本語のリソースを作成したので、日本語環境でインストールするとメニューは日本語表示されます。


前回ポストした CADMAPPER と同様に、PlaceMaker も OpenStreetMap にアクセスしてデータを3Dモデルに変換します。 CADMAPPER はブラウザ上の地図から範囲を指定して3Dデータの生成を依頼して、ファイルとして DXF, SKP をダウンロードしますが、  PlaceMaker は SketchUp にプラグインとしてインストールして直接操作します。

CADMAPPER と PlaceMaker の比較をしてみました。

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  CADMAPPER PlaceMaker
アプリケーション
コスト
$0.00 $249.00  Ver.2 より $199.00
(1年間のサブスクリプション)
(Earry Adopter 20% OFF $199.00)
データコスト 00 ~ 01km2未満 : $0.00
01 ~ 02km2未満 : $6.00
63 ~ 64km2未満 : $43.20
1km2 あたりの単価 $0.60
$0.00
データ形式 DXF(3D), SKP(8, 2013~2016) SKP(2016, 2017, 2018)
1回の最大取込範囲 最大 64km2 最大 約2km x 2km (SketchUp による)
高解像度の画像取込 なし DigitalGlobe の衛星画像を月250タイルまで追加コストなしで取込可
(500タイル/$99.00で追加購入可)
年間で3000タイルクレジット付属
3000タイル/$99.00で追加購入可
道路
 highway
4種類の幅を指定
roads_1 : highways
roads_2 : major roads
roads_3 : minor roads
roads_4 : footpaths




個別のパスとして
分割して取り込まれる
6種類および車線幅を指定
主要道路   : motorway
一般道路   : trunk, primary, secondary, tertiary
住居系道路  : residential
サービス道路 : service
未分類    : unclassified
車線幅    : lane width
小道     : footway, bridleway, step, path

地形面(サーフェス)とマージオプション有り
道路面としてマージされて取り込まれる
3D建物
 building
高さ設定がない場合の高さ指定 高さ設定がない場合の高さ指定
階高設定(階数指定されている場合)
高さをランダム化オプション有り
マテリアルを読込オプション有り
地形(サーフェス)上に配置オプション有り
水面 あり あり
樹木 なし あり(コンポーネント配置)
GoogleStreetView
との同期
なし あり(PlaceMakerツアー)
Revit 取込用に保存 なし(ver.8 形式は取込可) あり(ver.8 形式で書き出し)
レイヤ分類 buildings
coastline
contours
parks
railways
raod_1
road_2
road_3
road_4
topography
water
Location Snaps
Location Terrain
PM - 小道
PM - 小道線
PM - 建物
PM - 樹木
PM - 水面
PM - 画像
PM - 道路
PM - 道路線
シーン設定 なし PM - 全て
PM - 道路
PM - 道路線
PM - 小道
PM - 小道線
PM - 樹木
PM - 建物
PM - 水面
PM - 画像

大きな違いとしては、PlaceMaker では取り込んだ道路が面として結合されていることと、オプションで指定すると、その道路を地形面とも結合してくれるので、そのまま道路と敷地の境界でテクスチャを貼り分ける事ができることです。CADMAPPER からダウンロードしたデータはセグメントごとに細かく分割されているので、これを加工することと比べると、かなりの時間の節約ができそうです。

CADMAPPER の道路は分割されて個別にグループ化されている
PlaceMaker の道路は結合されている

いずれにしても、OpenStreetMap の「道路」の情報は、「線」で表現されていて、「道路幅」の情報までは持っていないため、正確性はありません。それぞれ、 タグで分類されたさまざまな「道路」についておおまかに4〜6種類の道路幅を指定して、「線」を「幅」を持った「道路(面)」としてモデリングしています。
日本の場合は、「基盤地図情報」サイトから、 別途「道路」の情報はベクトルデータとして取り込むこともできるので、これらを組み合わせて利用することもできそうです。

「建物」の情報は OpenStreetMap ではその外形線と、「高さ」または「階数」などの情報があり、これらがタグで指定されていると、その通りの「高さ」で自動的にモデリングしてくれます。「高さ」「階高」などの指定がなく、単に形状だけの2Dデータの場合は、まとめて指定した「高さ」でモデリングしてくれるような設定もあります。
OpenStreetMap からモデリングする場合の最大の特徴は、もし、対象エリアに希望する情報が整っていない場合、アカウントを登録すれば自分で OpenStreetMap を編集できてしまうことにあるのではないかと思います。

試したところでは、建物形状を、ブラウザのエディタで書き込んでから、ほとんどタイムラグなく、PlaceMaker でその結果を取り込む事ができました。
正確性はないとしても、周辺環境としてのコンテクストをゼロから入力することと比べると、あまり待たされることなくモデリングしてくれる効果はかなり大きいと思います。

PlaceMaker には、上記の他に DigitalGlobe が提供する解像度の高い衛星写真画像を地形面にテクスチャとして取り込むこともできるようになっています。
実際の画像は取り込む前にこちらから確認可能です

この画像を取り込むためには、本来、DigitalGlobe との有料の契約が必要なのですが、PlaceMaker ユーザは、毎月250タイルまでという制限があるものの、年間3000タイルクレジットを使い、クレジットの有る限り、特別な契約の必要もなく、フリーで高解像度衛星写真画像を取込可能です。
このタイルの単位は、例えば 2kmx2km のエリアの画像を一番解像度を高くして取り込もうとした場合、指定したエリアとタイルのグリッドが完全には一致させることは難しいため、7x7=49タイル消費することになります。1月あたり、2kmx2km のエリアを5回までなら無料ということです。また、解像度の段階は4段階(低・中・高・最高)あるので、例えば一番低い解像度でよければ、2kmx2km のエリアは1タイルでカバーできます。さらに、250タイル使いきったら終わりということではなく、毎月月末にリセットされるのでライセンスを購入すれば永続的に月250タイルのダウンロードが可能ということです。追加でタイルが必要となった場合は、別途5003000タイルを $99.00 で購入も可能ですし、使う頻度が多い場合はライセンスを複数購入するという判断もできるかもしれません。

※Ver.2 から年間サブスクリプション方式となったため、加筆修正しました。

2016年11月25日金曜日

SketchUp で OpenStreetMap [01]

OSM (Open Street Map) については本家サイトに詳しく解説されていますが、日本語での情報提供・活動支援サイトもあり、様々な利用が広がりを見せています。

OpenStreetMap
http://www.openstreetmap.org/
OpenStreetMap Japan
https://openstreetmap.jp/
Learn OSM はじめてからの OpenStreetMap ガイド
http://learnosm.org/ja/

この OpenStreetMap を利用して、 OSMbuilding では3D建物モデルを含め立体的な地図をブラウズできるようになっています。

OSMbuildings (Browser) http://osmbuildings.org/

Java script library for visualizing OpenStreetMap building geometory on 2D and 3D maps (Document) https://osmbuildings.github.io/OSMBuildings/

さらに CADMapper というサイトでは、2D/3Dさまざまなプラットフォームでの利用をめざして、OpenStreetMap を CAD データに変換してくれます。(無料のユーザー登録をすれば、1平方キロメートル未満まではエリアを指定して無料でダウンロード可能です。)

当初ここでサポートされていたのは 2D/3D DWG/DXF, SKP(ver.8) データでしたが、2016/1 には DEMデータ、そしてさらに 2016/8 には コンターラインオプションの追加と SketchUp 2013 ~ 2016 データへの変換がサポートされました。
現状すべてのエリアに3D建物が配置されているわけではありませんが、地図情報としてのモデルを含め、 SketchUp での様々な利用が進みそうな気配です・・

↑ニューヨークのセントラルパーク付近を SketchUp 形式でダウンロード

SketchUp 専用の Plugin (Placemacker) も開発中で、近々ベータ版もリリースされそうです。



2015年2月5日木曜日

FREE になった GoogleEarthPro !!

GoogleEarthPro が FREE になりました!!
今まではユーザー登録をして、1年間$399でライセンスキーを取得して、インストール時に入力していましたが、ついに FREE で使える様になったわけです。

GoogleEarthPro のダウンロードリンクは、現状、GoogleEarth の HP の PRO にアップグレードするリンクなどからアクセスできます。期間限定のトライアル版としても機能していたので、今まではダウンロード時に、名前・メールアドレスなど、ユーザー登録をするページを経ないとダウンロードリンクにはたどり着けていませんでしたが、その登録ページの一番上に、ユーザー登録は不要で、直接ダウンロードリンクとフリー版の共通ライセンスキーが明示されています。

薄茶色の帯の部分:Sign up is no longer required for Google Earth Pro. Click here to download Earth Pro, then sign in using your email address and the License Key GEPFREE.



ダウンロードリンクはコチラ↓

Mac版の場合、ダウンロードした dmg ファイルをマウントして、表示された Google Earth Pro.app を、アプリケーションフォルダにドラッグするだけでインストール完了です。

GoogleEarthPro を実行すると、初回、同意してインストールするかどうか確認後、下記のダイアログが表示されるので、ユーザー名欄にはメールアドレスを入力して、ライセンスキー欄に GEPFREE と入力してログインします。
今までに有料版を一度でも使っていて、そのとき登録したメールアドレスを入力した場合は、FREE のライセンスキーではなく、登録時に発行されていたライセンスキーも入力可能です。忘れていた場合も「ライセンスキーを確認」ボタンを押す事で、メールアドレス宛にログイン情報が届きます。Ver.4の頃、Pro版で有料登録していたアドレスで問い合わせたところ、使用期限が2017/01/20と延長されたメールでライセンスキーが届きました。
また、試しに、前述の登録ページで新たに別のメールアドレスでサインアップしたところ、特に課金されることなく、登録メールアドレス宛に、個別のライセンスキーとダウンロードリンクがすぐに届きました。ユーザー登録も FREE で登録可能となっている様です。

GoogleEarth と GoogleEarthPro の機能比較は GoogleEarthProページコチラにありますが、わかりやすいところでは、印刷時の解像度UPと、HD動画保存が可能となる事、さらには計測関係の機能が充実する事などでしょうか・・

SketchUp は一時期 GoogleEarth のモデラとして Google 傘下だったこともあり、GoogleEarth との連携の相性は抜群です! SketchUp ユーザは必携!!

2014年4月11日金曜日

SketchUp で 地理院地図3D

「日本全国、3Dプリンタで立体模型に」(国土地理院:2014/03/19発表)
・・ということで、地理院地図からダウンロード可能となった3D地形データを SketchUp に取込んでみました。

そもそも SketchUp は GoogleMap/Earth との連携で航空写真画像をテクスチャとして貼付けた地形を3Dメッシュサーフェスとして取込む事が可能ですが、その仕様上、1回の操作で取込可能な範囲は約2km四方です。より広範囲のモデルデータが必要となる場合は複数回範囲を変えて取込みを繰り返す必要がありましたが、今回の公開で、広範囲の場合などは、「地理院地図3D」を利用するという使い分けができそうです。
(※地図の縮尺でいうと、「地理院地図3D」は1/25000〜さらに広範囲となる縮尺、「GoogleMap/Earth」は1/2500レベルという感覚でしょうか・・。)

地理院地図3D」にアクセスすると、説明があり、ページ右上の「3Dで見る」というボタンが入口です。(ブラウザの設定で WebGL を有効にする必要あり)

表示されたMAPを拡大・縮小・移動して、取込みたいエリアを選びます。正方形にクリッピングされたエリアを中心に縮尺に応じたメッシュ構成で3D化される様なので、範囲が決まったところで画面下部にある「この地図を3Dで表示」ボタンをクリックします。

ポップアップしたウィンドウで3D化された地形データが表示され、拡大・縮小・回転が可能です。画面下部には、表示されているモデルにアクセスする為の「URLを表示」するボタンと(上のモデルを表示するにはココをクリック)「3Dデータをダウンロードする」ボタンがあります。

ダウンロード可能な3Dデータは3種類用意されています。それぞれ説明があり SketchUp に取込み可能なのは *.STL ですが、SketchUp 上でモデルに地図の画像をテクスチャとして貼りたい場合は、 *.STL だけではなく、VRML か WebGL もダウンロードしておきます。地形データに対応した範囲の地図のテクスチャーデータ (texture.png) が入っています。

[ファイル] メニュー [インポート] で [形式] は[STereo Lithography Files (*.stl)] を選び、SketchUpに ダウンロードした dem.stl を取込みます。(取込み時の [オプション] で、[Merge coplaner faces] にチェックを入れた場合は、同一平面がマージされます。)

取込み後は、高さ方向を示す座標軸が SketchUp と違っている様なので全体を原点中心として回転させます。マージしなかった場合は、地表面だけではなく、厚みを構成する他の面(側面4面と底面)も全て3角形に分割されてしまっていたりするので、ここでは側面は一旦削除してしまい、あとで地表面にテクスチャをマッピングする為のガイドとなる底面を1枚の面となるように、適宜修正します。

取込んだデータはそのままではメッシュ毎に3角形 (またはマージされた面毎) に分割された状態なので、地図のテクスチャを貼る為には全体として1枚のフェースとなるようにする必要があります。

ココで役立つ PlugIn が Fredo6:HoverSelect です。(要 LibFredo6 ライブラリ)
対象となるジオメトリ[エッジと面]を全て選択した状態で HoverSelect コマンドを実行するだけで、選択したジオメトリのうち [エッジ] のみを選択した状態にしてくれます。
3角形 (またはマージされた面) を構成するエッジのみを選択して、マウスは[エッジ]の上で、コンテクストメニュー(右クリック)から [エッジをソフトニング/スムージング]を選び、地形の状況をみながら、法線間の角度をスライダでエッジのラインが全てスムージングされるように調整します。
これで地表面は1枚の面となったので、テクスチャを張り込み可能となりました。テクスチャの位置合わせをしなくて済むように、地表面の垂直方向、真上に1枚底面をコピーして表裏を反転、そこに先にダウンロードした地図データ (texture.png) を取込み、テクスチャサイズを面の対角線いっぱいに貼付けます。張り込んだ後は、さらに、テクスチャ面を右クリックして [テクスチャ] のコンテクストメニューで、[投影]にチェックを入れておく事を忘れずに・・(地表面に垂直投影するためです。)
この状態で、あとは[ペイント]ツールで、テクスチャーを[Command]キーを押しながらコピーして、地表面にペーストして完成です。

3Dだけではなく、「地理院地図」も進化してきており、全国はカバーされていませんが場所によってはGoogleMap/Earth より新しい/高解像度な航空写真もあるので、今回のモデルにテクスチャとして張り込んだ地図データと同じ範囲の写真データをスクリーンショットを組み合わせて作る事で、GoogleMap/Earth と同じ様な、航空写真を張り込んだモデルとすることも可能です。
地理院地図の「地図・空中写真」タブ「写真」ー「最新」をチェック