2009年9月30日水曜日

Mac版 GoogleSketchUp 7.1 クリーンインストールでバグ?


普段はPROバージョンを使っているのですが、FREEバージョンの状況を確認するために、いままでインストール済みだった SketchUp のPROバージョンの関係のファイルをバックアップを取った後にすべて削除して、最新版の 7.1(FREE)を始めからインストールしてみました。


削除したのは、いくつか分散している以下のファイル/フォルダです。

アプリケーション/Google SketchUp 7/SketchUp.app
アプリケーション/Google SketchUp 7/LayOut.app
アプリケーション/Google SketchUp 7/Style_Builder.app
ライブラリ/Application Support/Google SketchUp 7/SketchUp/
ライブラリ/Application Support/Google SketchUp 7/LayOut/
ライブラリ/Application Support/Google SketchUp 7/Style Builder/

ユーザ/[ユーザー名]/ライブラリ/Application Support/Google SketchUp 7/
ユーザ/[ユーザー名]/ライブラリ/Preferences/com.google.sketchuppro7.plist
ユーザ/[ユーザー名]/ライブラリ/Preferences/com.google.LayOut.plist
ユーザ/[ユーザー名]/ライブラリ/Preferences/com.google.style_builder.plist


要するに、はじめて、SketchUp 7.1 (FREE) をインストールした事を想定してみたのですが、インストールできたものの、一部の機能がうまく動作しません。気づいたところでは、[Window]メニューの[Style]を選んで表示されるウィンドウが、本来、[Style]と表示されたブラウザなのに、下の様に、[Generic Browser]となってしまい、しかも、スタイルのアイコンがなにも表示されず、プルダウンから別のフォルダを選んでも、やはり何も表示されません。(動作はしているようなのですが)



う〜む・・・ 何度か最初から試してみたのですが状況変わらず・・・
さらに、今度は、同じ様に、全て再度削除した後7.1プロバージョンをクリーンインストールしてみたのですが、上と同じ様に[Style]ブラウザの動作がおかしくなってしまいました・・・



クリーンインストールしたつもりが、まだ削除しきれていないファイルが何か残っていたのでしょうか?当方の個別の問題なのか?

(Mac OS 10.6.1, MacBookPro IntelCore2DUO 2.33GHz, 2GB RAM)

7.1 は単体ではなく7.0がインストールされていないとだめなのか?


 ただいま、原因究明中です。・・・


2009/10/11 追記:

原因はクリーンインストールできなかったからではなく、日本語環境で StyleBrowser が正常に表示されないというBUGがあるという事でした。

ちなみに、SketchUp のアンインストールの方法については、下記リンクに詳細が記述されています。

http://sketchup.google.com/support/bin/answer.py?hl=en&answer=36209



2009年9月25日金曜日

DWG/DXF import for GoogleSketchUp7.1 (Free Version)

先日バージョンアップした SketchUp 7.1 ですが、フリー版から消えてしまった、DWG/DXFファイルのインポート機能・・・


以前、The Official Google SketchUp Blog で、7.1の発表があった時に、経過措置として、今使っていて困ってしまう人のために、インポート機能を使える様にするアップデータを、期間限定で用意するとのアナウンスがありました。

さていったいどこにあるのだろうかと探してみたのですが、発表のあった、ブログの記事がアップデートされていて、そこに、密かにリンクがありました。

Coming soon in Google SketchUp...
Friday, August 28, 2009


ブロクの下の方に、

Update on 9/22: As promised, you can download an optional installer which will give Google SketchUp 7.1 (free) an importer for DWG/DXF. You can get that installer here.

とあって、最後の "here" からリンクしています。

いつまでダウンロードできる状態が続くのか?特に記述は見当たりませんでしたが、フリー版でDWG/DXFが読めなくなると困る人は忘れずにダウンロードを! 英語版だからといって、待っていると、もしかしたら日本語版が出る頃には、ダウンロード出来なくなっているかもしれません・・・

(※すでにSketchUp8がリリースされている2010/10/31現在、上記リンクからはダウンロードできなくなってしまっています。ただし、現時点で、コチラのDXF/DWGのインポートについての記述からダウンロード可能です。)



※追記事項
上記リンクはほとんどが現状はアクセスできなくなってしまった様です・・
当時上記リンクからアクセスできていたページにあった、リンクのメモが残っていたのでここに記述しておきます・・ 
google から trimble にリダイレクトして、いまだアクセス可能となっている様です・・

dl.google.com/sketchup/gsu7/PM-2-1-6905-JA.dmg (7.1MR2 MAC)
dl.google.com/sketchup/gsu7/AllowDWGImportInSketchUp7.dmg

dl.google.com/sketchup/gsu7/PW-2-1-6867-JA.exe (7.1MR2 WIN)
dl.google.com/sketchup/gsu7/AllowDWGImportInSketchUp7.msi



2009年9月23日水曜日

SketchUp 7.1 Release!!

SketchUp7.1 がリリースされました!

今回のリリースに合わせて、同時に各国語バージョンもリリースか??と予想していたのですが、現時点でまだ日本語版はありませんでした。


今回初めてインストールする場合は、いつものリンクから、download。すでに7をインストール済みの場合は、SketchUp7 を起動すると自動的にUpdateのアナウンスが表示されるはずです。表示されない場合は SketchUp メニューの Check Web for Update... を選択すると、ダイレクトにダウンロードページが表示されます。

今回のインストールでは、7を上書きして7.1がインストールされました。いままで使っていたプラグインなどの環境もそのままでなにもせずインストールしましたが、特に問題なく起動することができました。データも7と完全に互換性があり、直接読み込む事ができました。



新しい機能については下記↓を参照してください
What's New in Google SketchUp 7

新たな機能を試す前に、まずはパフォーマンスの向上がどの程度のものなのか? 以前作成した重たいデータを読み込んで試してみました。

いままでは、アングルを少し変えるたびに、レインボーサークルがくるくるまわり、数秒またされ、アングル決定後も、いったんリドローが終わるまで、しばらく待たなければならない様な重たい状態でした。ところが、7.1で試してみてびっくり! 体感できるほどにパフォーマンスがよくなりました。はじめは、そうはいっても多少はまたされるだろうと、アングルを変更してしばらく待っていたのですが、カーソルがレインボーサークルにならず、あれ、ハングしたのかな?と思ったらそうではなく、リドローを待つ事なく、リドロー中でも、さらにアングルを変更できる状況となっていたのです。

このことひとつだけでも、今回のリリースは、さらなる生産性UPにめちゃくちゃ貢献するものだと確認しました。

・・・ということで、新しい機能は、また次回・・・

091022追記: (新機能は SketchUp : : MAC に記述してゆきます^^;)


2009年9月8日火曜日

SketchUp + 数値地図

品川地蔵の地図とマックと」 で公開されているいくつかのツールを利用して、数値地図から、地形のモデリングをしてみました。
数値地図については、最近、国土地理院のHPでダウンロードできるものがあり、その内容も充実してきています。
まずは、数値地図情報を、基盤地図ビューアで読み込み、ベクトルデータ化するために、いったんPDF出力し、必要な範囲をイラストレータでDWG/DXF 出力します。

もうひとつ、利用するのが、SimpleDEMViewer で、数値地図の標高データから等高線を作成します。ただし、出力される等高線のデータはあくまでも画像データなのでこれをベクトル化するために、いくつか工夫が必要になります。現時点では、イラストレータによるアウトラインのトレース、同じく、ベクターワークスによるアウトラインのトレースなどがありますが、どちらも試してみたところ、トレースした結果が細かすぎたり、重複した複数のラインになってしまったりで、なかなか思うような SketchUp に取り込めるデータになりませんでした。


アウトライン化した等高線のデータを読み込み、間引いて精度を落とす様なスクリプトを作る事なども考えられますが、今回は結局のところ、この画像を下敷きにして手作業で等高線をベクトル化をしました。^^;
画像データでは2mピッチの等高線でしたが、マニュアル
トレースしたのは10mピッチの等高線です。↓

これを、SketchUp に読み込み、高さを与えて、SandBox ツールで3Dサーフェス化し、不要な部分を削除し調整します。マニュアルで入力した等高線のデータはかなりアバウトなものでしたが、モデリングの精度上は、これで充分だということが分かりました。↓


これに、基盤地図ビューアで用意した地形のアウトラインを取り込み、面を作成し、PushPull で厚みを与えて合成します。↓

さらに、道路、建物などのベクトルデータをレイヤ分けして読み込み、地形上にドレープツールで落とし込むと、こんなカンジになります。↓

数値地図データについては、CD-ROM で市販されているもの、HPから無償でダウンロードできるものなど、その違いや、縮尺、その内容、(道路/建物/標高/海岸線 etc.・・・)さらにはデータの形式など、なかなか分かりづらい状況ですが、確実にその利用範囲はパブリックな方向に向いてきている様です。