SketchUpでは3次元空間のなかに寸法線を記入でき、これだけでも、さまざまなシーンを設定し、モデリングしたデータの断面を平行投影して展開図表現とすることが可能です。

ただしこの場合は、そのシーンごとに縮尺を指定して印刷、PDF化することはできるのですが、レイアウトされた図面としての展開図は、図面出力を前提としたモデリングをしないかぎり、SketchUp単体では難しい状況です。
縮尺を指定して印刷する場合は、[ファイル]メニューの[ドキュメント設定]で、[印刷尺度]の部分の数値を指定の尺度となるように設定します。
たとえば1/50で出力する場合、「ビューをページに合わせる」チェックをはずし、印刷尺度で、図面上を1.0、モデル内を50.0などとします。(用紙設定しているサイズにどうレイアウトされるか直感的に確認できないので、縮尺の設定としてはすこしわかりずらいですね。)
ちなみにデフォルト設定である「ビューをページに合わせる」をチェックした場合では、SketchUpのウィンドウサイズの中でのレイアウトビューが、そのまま用紙設定しているサイズに自動的にフィットされるため、縮尺はぴったりしたものにはなりません。
これを印刷するかわりにPDFや2Dデータとして出力し、それをCADにとりこみレイアウトするというワークフローもありますが、その時点で3Dデータとは別のデータとして独立してしまいます。
そこでPro版に付属するLayOutの出番です。最新版の7.1に付属するLayOut2.1では、縮尺を指定して取り込んだSketchUpのモデルの端点にフィットすることができる寸法線がサポートされています。
(SketchUp MAC : : SketchUp 7.1 の新機能[06] LayOut2.1の新機能 )
つづく・・・