2023年3月19日日曜日

LayOut 2023 で可能となった DXF/DWG 参照

2月にリリースされた SketchUp Pro 2023 で LayOut による DXF/DWG ファイルの参照が可能となりました.  SketchUp Studio に付属することとなった Revit データのインポート(但し WIN 版のみ) に比べると地味な内容ですが LayOut によるインフォメーション・モデル (I .M.) を参照したドキュメント作成にはかなり有効なアップデートです.

実践例として天空率の三斜計算結果の図面を DWGで取り込み, 計算結果はエクセルデータとして取り込み, LayOut でレイアウトしてみました.

修正があった場合でもドキュメント設定から更新できる様になったので再度レイアウトし直す手間が省けます. 更新が不要になった場合は参照データとの [リンク解除] しておけば LayOut ファイルはアーカイブファイル(実は ZIP ファイル)でもあるのでデータ管理も一元化可能です.

場合によっては取り込んだ DWG は縮尺変更などして分解すれば LayOut のエンティティとできるので使い分けも可能です. 今まで2次元 CAD で作りためていたリソース等はスクラップブック化することで「CAD ではない LayOut」でも, さまざまな図面・ドキュメント作成が可能です.



2021年9月15日水曜日

SketchUp for iPad パブリックベータ

 2021.09.14 (日本では 09.15 未明) iPad 版 SketchUp のベータテストが公開されました.

https://sketchup.com/products/sketchup-for-ipad


ベータテストに参加するには上記ページのフォームに名前, メールアドレス, 国を入力して登録 [Register] ボタンをクリックしておきます. 一定数の登録があるとクローズする可能性もあるかもしれないので興味ある方はお早めに!?

2019年4月1日月曜日

Skimp で地形モデルを軽くする

地理院地図の3D地形モデルをSTL形式でダウンロードしたファイルを SketchUp にインポートして空撮イメージを投影モードテクスチャとして貼ったモデルがあったので、このモデルを先日リリースされた Skimp で軽くできないかどうか?試してみました。



モデルを保存した時のファイルサイズは約53.5MB、SketchUp で開いた時のモデル情報ではエッジが195593、面が130056となっています。

Skimp は SketchUp 本体に組み込んで起動する有料プラグインです。
(WIN/MAC 対応:$179/year → 発売記念価格 $99/year)
※下記に価格改定されました
Ver.1.x : 永続ライセンス:$189.00
月払いサブスクリプション:$8.95/月x12 = $107.40/年
年払いサブスクリプション:$65.00/年

インストールして表示されたツールバーの左から2番目のアイコンまたは、[機能拡張]メニューの[Skimp]のサブメニューから[Simplify Selection] で、選択したモデル (グループ/コンポーネント) を単純化 (Simplify) できます。


コマンドを実行するとダイアログが表示され、モデルのメッシュの構成状況が確認できます。ダイアログの一番上には面の数を示す数字とどのくらい単純化しているかを示す%表示があり、その下のオレンジ色のスライダーボタンに連動しています。


スライダーを右にスライドさせるほど%は小さくなり、インタラクティブにモデルのメッシュの構成状況も変化してゆきます。形状によってどこまでオリジナルの雰囲気を残したいか?様子をみながらモデルのサイズを調整できるインターフェイスとなっています。

今回の地形モデルでは、10%程度まで下げても地形の大幅な変化はありませんでした。
スライダーの下にある[Replace]と表示されたボタンを押すと変更が確定され、オリジナルのモデルが単純化されたモデルに置きかわります。


形状変更されても、当初貼られていたテクスチャはそのまま有効です。また、10%を指定したので当然のことながら、モデル情報を見ると、エッジは19471、面は12889となり、ファイルサイズも 5.8MB と1/10 となりました。

モデルの形状によってはどこまで単純化できるかに差はあるとおもいますが、このプラグインによって見た目ほとんど同じでデータサイズを軽くできることは地形モデルにとってもかなり有効であることが確認できました。

次回は、同時にリリースされた transmutr や MeshLab の Simplify 機能についても試してみようと思います。

 




2018年12月22日土曜日

3D BASECAMP 2018

SketchUp 3D BASECAMP 2018 にフル参加してきました・・
すこしずつ、SketchUp の YouTube チャンネルでその様子が公開されてきています・・


Chris Rosewarne - Concept Art


Nicholas Sonder, David Zachary - Structural Engineering with SketchUp


Erin Pfarr - Business as Usual... in SketchUp



Eric Shimelpfenig - Centerpoint of Communication and Fabrication



Matthew Chambers - Animation in SketchUp


Bonnie Roskes - Interior Design Choices


Reliving 3D Basecamp 2018


Rodrigo Cerci - Low Poly Illustration


Duane Addy - Big CAD in SketchUp


Eric Sargeant - Software to Deliverable


Felix Heuman, Anders Lyhagen - Accurate Urban Modeling for 3D Printing


Dave Cooperstein - Build the Impossible

2018年11月24日土曜日

SketchUp と OpenStreetMap

Alphacox ビジネスブログに投稿した投稿へのリンクです

(1) SketchUp と OpenStreetMap
https://www.alphacox.com/blog/616/

(2) OpenStreetMap の SketchUp での活用
https://www.alphacox.com/blog/660/

(3) SketchUp で OpenStreetMap の建物入力
https://www.alphacox.com/blog/815/




2018年7月20日金曜日

Profilebuilder3 で JIS の鋼材のプロファイルを作成・・

Placemaker に続き、 mindsightstudio から先日リリースされた SketchUpPro 専用プラグイン Profilebuilder3 ($79.00) と QuantifirePro ($79.00) の日本語化を担当しました・・

QuantifirePro については、Profilebuilder2 に付属していた集計機能 (Quantifier Tool) が機能強化されて独立したプラグインとなったものです。開発した mindsightstudio のサイトでは、 BIM Bundle として、Profilebuilder3 と QuantifirePro のセットが 25% OFF の $119.00 で購入可能となっています。(ただしユーザーガイドは英語です・・)
QuantifierPro は Mac でもインストールして操作可能ですが、集計機能は現状 Win のみで Mac では集計できません・・

既存の Profilebuilder2 の登録ユーザーには、登録したメールアドレス宛に、アップデート用にクーポンコードが送られてくるので、$30.00 OFF の $49.00 でアップデート可能です。( BIM Bundle セットの場合は $89.00 )

実は今まで Profilebuilder2 のユーザーだったのですが、あまり実務での利用ができていませんでした。今回、 Profilebuilder3 の日本語化を機に、いろいろと実務で試してみようと思い、今回のバージョンアップでかなり機能が強化されましたが、まずは日本の規格の鋼材のプロファイルをいくつか作ってみました。


まずプロファイル(断面形状)を SketchUp でXY平面上に作図します。この時、X軸(赤)とY軸(緑)の方向に注意。今回は例えば H鋼で、H-250x250x9x14 の断面形状を作図します。R部分はセグメント数が標準のままだと大きすぎるので注意が必要です。(3セグメントでも表現上は十分だと思います。)

次にプロファイルダイアログを開きます。(ツールアイコンの一番左、または [機能拡張] メニュー > Profaile Builder 3 > プロファイルダイアログ)
ダイアログにはデフォルトでプロファイルが表示されていますが、作図した断面形状(エッジまたは面、またはその両方)を選択した状態で、プロファイルダイアログの右上にある「+」ボタンをクリックすると、プロファイルの名前を入力するダイアログが表示され、名前を入力すると、その名前と、作図した断面形状がプロファイルダイアログに表示されます。
あとはプルダウンメニューから、プロファイルをビルドするときの基準点(プロファイル画像に赤い点で表示されている)と、必要であれば基準点からのオフセット値を入力すれば、この断面形状(プロファイル)でインタラクティブにクリックしながら構築(ビルド)可能となります。

プロファイルダイアログの左下の「ビルド」ボタンをクリックしてから、 SketchUp のワークスペースで、マウスをクリックしてその点を基準に「プロファイル」を「ビルド」します。プラグインの名前が Profile Builder なので、この部分のコマンド名はあえて、「ビルド」としています。
定義したプロファイルはそのままでは消えてしまうので、再利用する場合は特定のフォルダを指定して、プロファイルダイアログの右上、「+」ボタンの左のフロッピーディスクアイコンのボタンから保存します。プロファイルにつけた名前が自動的にファイル名となり、1プロファイルごとに単なる SKP ファイルとして保存されます。

Profilebuilder サイトの Profile Library ページには、ドイツ、イギリス、オーストラリアの鋼材のプロファイルやその他のサンプルが公開されています。








2018年5月15日火曜日

SketchUpのBIM的活用法



4/28 11:00 - 11:30 Lumion Forum 2018 東京会場にて
@フラクシア品川クリスタルスクエア