地理院地図の3D地形モデルをSTL形式でダウンロードしたファイルを SketchUp にインポートして空撮イメージを投影モードテクスチャとして貼ったモデルがあったので、このモデルを先日リリースされた Skimp で軽くできないかどうか?試してみました。
モデルを保存した時のファイルサイズは約53.5MB、SketchUp で開いた時のモデル情報ではエッジが195593、面が130056となっています。
Skimp は SketchUp 本体に組み込んで起動する有料プラグインです。
(WIN/MAC 対応:$179/year → 発売記念価格 $99/year)
※下記に価格改定されました
Ver.1.x : 永続ライセンス:$189.00
月払いサブスクリプション:$8.95/月x12 = $107.40/年
年払いサブスクリプション:$65.00/年
インストールして表示されたツールバーの左から2番目のアイコンまたは、[機能拡張]メニューの[Skimp]のサブメニューから[Simplify Selection] で、選択したモデル (グループ/コンポーネント) を単純化 (Simplify) できます。
コマンドを実行するとダイアログが表示され、モデルのメッシュの構成状況が確認できます。ダイアログの一番上には面の数を示す数字とどのくらい単純化しているかを示す%表示があり、その下のオレンジ色のスライダーボタンに連動しています。
スライダーを右にスライドさせるほど%は小さくなり、インタラクティブにモデルのメッシュの構成状況も変化してゆきます。形状によってどこまでオリジナルの雰囲気を残したいか?様子をみながらモデルのサイズを調整できるインターフェイスとなっています。
今回の地形モデルでは、10%程度まで下げても地形の大幅な変化はありませんでした。
スライダーの下にある[Replace]と表示されたボタンを押すと変更が確定され、オリジナルのモデルが単純化されたモデルに置きかわります。
形状変更されても、当初貼られていたテクスチャはそのまま有効です。また、10%を指定したので当然のことながら、モデル情報を見ると、エッジは19471、面は12889となり、ファイルサイズも 5.8MB と1/10 となりました。
モデルの形状によってはどこまで単純化できるかに差はあるとおもいますが、このプラグインによって見た目ほとんど同じでデータサイズを軽くできることは地形モデルにとってもかなり有効であることが確認できました。
次回は、同時にリリースされた transmutr や MeshLab の Simplify 機能についても試してみようと思います。